読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

とこてく京都

京都の御朱印めぐりや、お店めぐりなど。京都とこてく。どこへゆく。

「星欠けの三光門」~「北野天満宮」七不思議の一つ

前回、京都市上京区にある北野天満宮境内「梅苑」の風景をお届けしました。

tokoteku.hatenablog.jp

今回は北野天満宮の中門「三光門(さんこうもん)」(「星欠けの三光門(ほしかけのさんこうもん)」)についてお送りしたいと思います。まずはお決まりのショット、「一の鳥居」をくぐります。

f:id:croissant-croissant:20160224224840j:plain

一の鳥居の神額。高さ2.7メートル、幅2.4メートル、重さは5.63キロあるとか。鳥居をくぐり、「三光門」へ向かいます。

f:id:croissant-croissant:20160224224858j:plain

梅の奥に見えるのが「三光門」(重要文化財)。こちらの門をくぐり、参道を進むと「拝殿」があります。

f:id:croissant-croissant:20160224224842j:plain

さて、「星欠けの三光門」とは…。北野天満宮には「天神さんの七不思議」といわれる不思議な7つの伝承があり、「星欠けの三光門」はそのうちの一つ。

「三光」とは「日」「月」「星」、三つの光のことを指し、それら三つの光の彫刻があることが門の名称の由来となっているそうです。

しかし…

実際、門には「日」と「月」の彫刻はありますが、「星」の彫刻だけがない⁉︎ 見られない⁉︎ といわれています。三光門と名前が付いているけれど「星が欠けている」…ナゼだ?…それが不思議ということですね^-^

ナゼ、星が欠けているのか? 平安時代、「大極殿(だいごくでん)」(※)から帝が北野天満宮に向かってお祈りをささげられる際、三光門の上に「北極星」が輝いていたことから星は刻まれていないと伝えられています。(※)大極殿…古代、天皇が政務や儀式を行ったところ。

実際に三光のうち、「日」「月」の彫刻を見てみます。

f:id:croissant-croissant:20160224224850j:plain

f:id:croissant-croissant:20160224224849j:plain

「日」の彫刻。真っ赤に燃える太陽ですね。

f:id:croissant-croissant:20160224224852j:plain

こちらが「月」の彫刻。金色、神秘的な輝きです。

f:id:croissant-croissant:20160224224857j:plain

「三日月」の彫刻もあります。うさぎとうさぎの間に(銀色の)「三日月」が見えます。「星」は探しましたが、やっぱり見つかりません^^;

下写真は「大極殿遺址碑(だいごくでんいしのひ)」(京都市上京区千本丸太町)。

f:id:croissant-croissant:20160225155642j:plain

この地から北西に北野天満宮が鎮座しています。往古、この辺りから北野の地を望むと、北極星が見えたのですね。

ほか、三光門の意匠を見ていきます。門には後西天皇(ごさいてんのう:江戸初期の天皇)御宸筆の勅額が掲げられています。

f:id:croissant-croissant:20160225155641j:plain

勅額をよく見ると…

f:id:croissant-croissant:20160225163811j:plain

左右に立体的な龍がいるのです!!!!! 荘厳です! 以降、門に刻まれた彫刻群です。見応え満点^0^

f:id:croissant-croissant:20160224224843j:plain

f:id:croissant-croissant:20160224224846j:plain

f:id:croissant-croissant:20160224224847j:plain

f:id:croissant-croissant:20160224224848j:plain

f:id:croissant-croissant:20160224224851j:plain

f:id:croissant-croissant:20160224224856j:plain

上写真のほかにも彫刻があります。先日の「御香宮神社」境内「拝殿」の彫刻群もそうでしたが、彫刻のモチーフには「鳥類」が多いのですね^^

f:id:croissant-croissant:20160224224841j:plain

ちなみに、門の東側には「織部形石燈籠」が。説明板によると、茶人好みの石燈籠形式の一つで、その名のゆえんは古田織部のお墓にある燈籠の形に因んで名付けられたものなのだとか。

マリア像の彫刻があることにより、「マリア燈籠」「切支丹燈籠」ともいわれているそうです。

写真ではマリア様、大変わかりづらいのですが、燈籠の「竿」の部分をよくよく見るとひっそりといらっしゃいます。

----------------------------------------------------------------

●「北野天満宮」シリーズ、続くと思います。このたびも最後までご覧いただき、誠にありがとうございました^ - ^