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とこてく京都

京都の御朱印めぐりや、お店めぐりなど。京都とこてく。どこへゆく。

国宝「岩清水八幡宮」(京都府八幡市)の「八」の字が「双鳩」御朱印

今回は京都府八幡市の「男山(おとこやま)」に鎮座する「岩清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)」の境内風景と…「八」の字が「双鳩(そうきゅう)」御朱印を紹介します。

※なお、“「八」の字が「双鳩」御朱印”は当方が便宜上、呼称しているものです<(_ _)> 石清水八幡宮のこのほかの見どころや御朱印帳など過去記事は当記事の最後にまとめています。

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■ 今年2月、本社社殿群ほかが「国宝」指定されました!

「日本三大八幡宮」の一つに数えられている「石清水八幡宮」。今年2月、本社社殿群(「本殿」「摂社武内社本殿」「楼門」ほか10棟)と「附 棟札(つけたりむなふだ)3枚(修理時などに棟上げされた棟札)」が「国宝」に指定されました。先述の日本三大八幡宮とは「宇佐神宮」(大分県宇佐市)、「鶴岡八幡宮」(神奈川県鎌倉市)、そして「石清水八幡宮」をいうのだそうです。

■ 男山に鎮座。アクセス方法は?

石清水八幡宮京都府八幡市にある「男山」(標高142.5m)に鎮座。山上の本社社殿まで参道(階段)が整備されていますので階段をのぼってお参りすることもできますが、私は往路、京阪電車男山ケーブル」(同じく京阪電車八幡市」駅下車スグ。片道200円)に乗車、復路は参道の階段を利用して山を下ります。日が高いうち少しでも早めに本殿へ行き、帰りは余裕を持ってじっくり散策して帰ろう…という魂胆!?です^^;; また下山する方が体力的にもラクという利点があります^^;;

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男山とそのふもとに境内地が広がります。境内面積は想像がつかない数字ですが^^;; 約25ヘクタール(約7万6000坪)あるとか。本社社殿や摂社などじっくり見てまわるには一日かがりになるかナ?と思います。ちょっとした遠足気分、冒険気分が楽しいですヨ(^-^)

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京阪電車八幡市」駅下車、スグ近くにある「男山ケーブル」に乗って「男山山上」駅へ! 遠足気分が味わえそうですよね(^-^) ケーブルに乗る…といっても「男山山上」駅まで所要時間は2分くらいでしょうか!? あっ(O_O)という間に到着します。

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男山ケーブル」の車窓から…。トンネルの向こうに見えるのは途中、行き交う車両です。旅情を感じる風景です。

■ 「男山山上」駅〜山道を歩く。

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上の写真、「男山の野鳥たち」の案内板は「男山山上」駅を下車、岩清水八幡宮の本社社殿へ向かう山道の入り口にあります。いろいろな野鳥が生息しているのですね! 山道といっても整備されていますのでご安心を^^ 豊かな緑に囲まれていますので、市街地と比べると気温も少し低め。涼しかったですヨ^^

■ 「手水舎」に到着!

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緑を楽しみながら山道を進むと、「手水舎」近くにたどり着きます。上の写真は「手水舎」の辺りから本社社殿まで伸びる参道を撮影したもの。写真奥に見える鳥居は「三ノ鳥居」です。「一ノ鳥居」「二ノ鳥居」は男山のふもとにあります。参道には灯籠がズラリ!と並んでいます(O_O) 境内には480余りの石燈籠が奉納されているのだとか。灯籠のカタチを見るのも一興です。

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こちらは参道にあった灯籠の一つ。灯籠に刻まれているのは…双鳩かな? ※後述しますが、鳩は八幡大神(はちまんおおかみ)のお使い(神使:しんし)なのだそう。「神鳩(しんきゅう)」とも。

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「手水舎」。額には「石清水つきぬみいつをとこしえにくみてあがめむ神の御光」と記されています。

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「手水舎」のすぐ北には末社「竈神殿(そうじんでん)」があります。御祭神は迦具土神(かぐつちのかみ)ほか四柱の神々で、御神徳は台所守護。写真左に見える黒板には訪れるたび、異なる格言が記されています。以前は千利休の言葉でした。

■ 「南総門」をくぐり、参拝。

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「南総門」から本社社殿(国宝)を望む。社殿が若干、西方向を向いているのがわかりますでしょうか? これは参拝の帰り、御祭神に対して背を向けないようにその中心をズラしているのだそうです。現在の社殿は江戸前期の寛永11年(1634)徳川家光による修造。

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極!彩!色!(O_O) 目にも鮮やかな彫刻に出会える壮麗な「楼門」!

楼門(国宝)の奥に「八幡造(はちまんづくり)」(※)の「本殿」(同)があります。国内の八幡造の本殿の中では現存最古、最大規模を誇るのだそうです。※八幡造…切妻造(きりつまづくり:本の中ほどを開いて伏せた形の屋根)、平入(ひらいり:屋根が面に見える部分に入口がある構造)の建物を前後に2棟並べてつないだ本殿形式。

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楼門の彫刻にクローズアップ! こちらは

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こちらは

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金色に輝く「阿吽(あうん)」の鳩も^^

右の鳩が「阿」、左の鳩が「吽」。鳩は八幡大神の神使(しんし)なのだとか。「阿吽の呼吸」で神前を守っているそうです。阿吽の呼吸…2羽で目的を成すには気持ちの一致が大切ということかナ。

◼︎ 岩清水八幡宮を“プチ学び”。

ここで石清水八幡宮の由緒を簡単に…。御祭神は応神天皇(おうじんてんのう)、比咩大神(ひめおおかみ)、神功皇后(じんぐうこうごう)。三座の神々を総称して「八幡大神(はちまんおおかみ)」。御神徳は国家鎮護、厄除開運、必勝、交通安全、安産、病気平癒。

平安前期の貞観(じょうがん)元年(859)、奈良の大安寺の僧・行教(ぎょうきょう)が宇佐八幡神を男山に勧請したことに始まり、その翌年貞観2年(860)に社殿が造営されました。都の裏鬼門(西南)を守護する王城鎮護の神として、伊勢神宮に次ぐ「第二の宗廟(そうびょう)」として朝廷からあつく信仰されたほか、源氏一門は八幡大神氏神として崇敬。また、多くの武士から武運長久の神として信仰されてきました。

※主要参考※石清水八幡宮パンフレット、境内案内板ほか。

■ 本社社殿の周囲をめぐります。

以下のほかにも本社社殿の周囲には「信長塀」「鬼門封じ」「楠木正成公の樟」等々、見どころがたくさんあります。じっくり散策してみてくださいネ(^-^) 山上には休憩所もあります。また「昇殿参拝」(拝観料要)も行なわれています。※詳細は石清水八幡宮の公式ホームページをご確認ください。

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双鳩がいますヨ。ほかにも双鳩がデザインされた吊り灯籠が見られます。

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本社社殿の北東に鎮座する摂社「若宮社」(左)、「若宮殿社」(右)。若宮社の御祭神は仁徳天皇男性の守護神で学業成就、祈願成就の御神徳があるとか。若宮殿社の御祭神は応神天皇の皇女、女性の守護神で心身健康、祈願成就の御神徳があるそうです。

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若宮社にて。彫刻のモチーフは鳳凰でしょうか? 優しさを感じるのはくちばしを開いたその表情が笑顔見えるからだと思います^^ 何か話しているようにも見えます。

■ 帰りは徒歩で男山を下山しました。

男山中腹にも摂社が鎮座。※私は往路「男山ケーブル」利用、復路は歩きで下山しました。摂社へはもちろん歩きで登山時、訪れることもできます。

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下山途中、摂社へ。こちらは石清水八幡宮の社名の由来となった摂社「岩清水社」。宇佐八幡神が男山に勧請される以前から祀られていたのだとか。御祭神は天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)。御神徳は心願成就。写真左に見える石鳥居の奥には霊泉「石清水井」(井戸)があり、清水が湧き出ています。ちなみに石鳥居は江戸前期の寛永13年(1636)京都所司代(きょうとしょしだい)・板倉重宗(いたくらしげむね)が寄進したもの。

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こちらは「松花堂跡(しょうかどうあと)」。石清水八幡宮の社僧(神社で仏事を行う僧侶)であった松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)が庵を結んだ場所。この地にあった建物は「松花堂庭園」(京都府八幡市)に移築されました。松花堂…どこかで聞いた名前ですね(O_O) 松花堂昭乗が使っていた「箱」(農家で種子入れとして用いられていた箱を改良し、使用)が松花堂弁当」のルーツになったそうですよ^^

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摂社「高良(こうら)神社」。御祭神は高良玉垂命(こうらたまだれのみこと)。地域の氏神様で、心願成就の神様。吉田兼好の『徒然草』にも記されているそうです。後述する高良社の御朱印にも「徒然草 第五十二段の地」という印が押印されています。

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男山のふもとに立つ「一ノ鳥居」の扁額。「八」の字は「双鳩」です(^-^) 平安中期の書家・藤原行成(ふじわらのゆきなり)の書を松花堂昭乗がそのまま書き写したといわれています。松花堂昭乗は江戸初期の僧であり書画家です。「そのまま書写」ということは…藤原行成の作による絵文字!? 王朝の絵文字といえるかもしれませんね。

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■ 御朱印~「八」の字が「双鳩」御朱印

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八幡大神」の「八」の字が「双鳩」で表され、右側の鳩が羽ばたいています。よく見ると年月、「平成ニ十八年」の「八」、「八月」の「八」も鳩(O_O) 「国宝」の印も押印されます。

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右面は摂社「武内社(たけうちしゃ)」(国宝)の御朱印。武内社は本殿瑞籬(みずがき)内に鎮座。御祭神は武内宿禰命(たけしうちのすくねのみこと)。延命長寿の神様。角印の左下に見える「熊笹」は武内宿禰の神紋「熊笹紋」をモチーフにしたものなのだそう。「国宝」の印が押印されています。

左面は摂社「石清水社(いわしみずしゃ)」の御朱印。小さく見える「瓢箪」型の中には「霊泉」と刻まれています。「瓢箪」型は先述した石清水八幡宮の社僧・松花堂昭乗が使用した印をもとにした意匠。いずれも「平成ニ十八年」の「八」、「八月」の「八」が鳩です。

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「高良神社」の御朱印。「徒然草 第五十二段の地」の黒印が押印されています。こちらも「平成ニ十八年」の「八」、「八月」の「八」が鳩です。

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★「岩清水八幡宮」の過去記事。見どころや御朱印、御朱印帳など…

石清水八幡宮、八幡市駅周辺で出会った、エジソンと竹。 - とこてく京都

男山に鎮座する「石清水八幡宮」(京都市八幡市)の御朱印 - とこてく京都

「男山ケーブル」に乗って「石清水八幡宮」(京都府八幡市)へ(+御朱印帳)。 - とこてく京都

石清水八幡宮の御朱印帳 - とこてく京都

★ちなみに…「道途八幡宮」(京都市上京区)にも鳩がいっぱい!!!ですヨ。

源義経、奥州平泉へ旅立ちの地「首途八幡宮」(京都市上京区)の御朱印 - とこてく京都

★また…先日、「鳩」の朱印が押印された「若宮八幡宮(わかみやはちまんぐう)」(京都市東山区)の御朱印を紹介しました。

京の夏の寺社めぐり。「六道珍皇寺」~「京都五条坂 陶器まつり」~五条坂に鎮座する「若宮八幡宮」(プラス、御朱印)。 - とこてく京都

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このたびも最後までご覧いただき、誠にありがとうございました! 実はこの日の夕方、京都市内に帰ってから映画「シン・ゴジラ」を見に行きました^^ 石清水八幡宮から映画館へ…東奔西走^^; また…何というか時空を超える感覚⁉︎ なので途中、ひと休み、ふた休み…して気持ちを切り替えました^^;; 「シン・ゴジラ」、面白かったです^-^/ 天羽々斬!(←見られた方はわかる?)。