とこてく京都

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祇園祭2016〜「後祭 山鉾巡行」その2 鈴鹿山〜大船鉾/「花傘巡行」

京都市東山区に鎮座する「八坂神社」の祭礼「祇園祭」。前回(祇園祭2016~「後祭 山鉾巡行」 その1:橋弁慶山~南観音山 - とこてく京都)に続き、去る7月24日に行われた「後祭 山鉾巡行(あとまつり やまほこじゅんこう)」「花傘巡行」の模様をお送りします。

■ 後祭 山鉾巡行 ----------------------------------------

巡行順7番目「鈴鹿山(すずかやま)」から最後尾(10番目)を飾る「大船鉾(おおふねほこ)」までの巡行風景です。

▼▽▼鈴鹿山(すずかやま)▼▽▼

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伊勢国鈴鹿山で悪鬼を退治した「鈴鹿権現」(瀬織津姫神[せおりつひめのかみ])を祀る「鈴鹿山」。

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鈴鹿権現は神面をつけ、能装束を身にまとい、金の烏帽子をかぶっています。左手には大長刀、右手には中啓(ちゅうけい:扇のこと)を持っています。

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写真の「胴懸(どうかけ)」(山を飾る「懸装品(けそうひん)」の一つ)は、洋画家・今井俊満原画による桜図綴織。

▼▽▼八幡山(はちまんやま)▼▽▼

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八幡山は地元・三条町内に祀る「八幡宮」を勧請した山。山上の小祠は総金箔の豪華なもの(゜o゜;

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鳥居の両端には江戸初期の宮大工、建築彫刻の名人・左甚五郎作と伝わる木彫りの「鳩」が飾られています。見えますでしょうか? 向かい合った雌雄一対の鳩は夫婦和合のしるしです(^-^)

▼▽▼鯉山(こいやま)▼▽▼

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中国の故事「登龍門」に取材した「鯉山」。龍門の滝を登る鯉が祀られています。躍動感があります! 鯉は檜材で、左甚五郎作といわれています。その全長は1m50cmあるのだとか。1m50cm…自分自身の背丈と比べると大きさが想像できますね。

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山の周囲を飾るタペストリーは16世紀、ベルギー・ブリュッセルで製作されたもので、国の重要文化財に指定されています。その図柄はギリシャの詩人・ホメロスによって書かれた叙事詩イーリアス」(トロイ戦争の物語)の一場面を描いたものといわれています。どのようにしてタペストリーが伝えられたのか?といいますと…。以下、鯉山でいただいた由緒書きを引用します。

鯉山のタペストリーは伊達政宗の命を受け慶長遣欧使節としてヨーロッパに渡った支倉常長ローマ法王に謁見した際に贈られた5枚の中の1枚ではないかと考えられています。鯉山には1790年頃「奥州の天寧寺から京の寺町頭の天寧寺を経て売り込まれた」との言い伝えが残されています。

伊達政宗、慶長遣欧使節団、支倉常長…遥か遠く歴史の出来事が身近に感じられるのでした(^-^)

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鯉山の巡行風景、河原町御池にて。前掲の写真は鯉の顔部分のアップでしたが、こちらの写真では鯉の後ろ姿が見て取れます^^

▼▽▼大船鉾(おおふねほこ)▼▽▼

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後祭巡行のしんがりを務める「大船鉾」。御神体は神功皇后。元治元年(1864)「禁門の変」でその大部分を焼失してから休み鉾となっていましたが、一昨年の平成26年(2014)150年ぶりに巡行復帰! 今年、船首の「龍頭(りゅうとう)」が復元新調されました。

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上の写真は会所に安置されていた龍頭です(後祭巡行よりも以前、前祭の宵山期間に撮影したもの)。ヒノキが使用されているらしく、辺り一面、ヒノキのさわやかな香りが漂っていました^-^

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大船鉾の巡行風景に戻ります。上の写真は「辻回し」の様子。青竹の上を滑らせ、90度方向転換します。

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「辻回し」の際、「音頭取」は4人。

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まるで空を泳いでいるかのよう。

■ 花傘巡行 -----------------------------------------------

後祭山鉾巡行に続き、「花傘巡行」が都大路を進みます。花傘巡行とは? 昭和41年(1966)に(もともと別々に行われていた)「前祭」と「後祭」が統合されたことに伴い、後祭巡行に代わって始められた行事。平成26年(2014)後祭巡行復活後も続行されることになりました。子供神輿、祇園太鼓、鷺踊等々、総勢1000人から成る華やかな行列です。

祇園祭~花傘巡行、そして還幸祭 神輿渡御 - とこてく京都

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最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。既に8月に入ってしまいましたが(>_<) 祇園祭レポート、以降も続くと思います<(_ _)> どうぞよろしくお願い申し上げます。