とこてく京都

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祇園祭2016~「後祭 山鉾巡行」 その1:橋弁慶山~南観音山

慌ただしくしており、少し間が空きました(>_<) 引き続き「八坂神社」(京都市東山区)の祭礼「祇園祭レポートをお送りします。先週末の7月24日、「後祭 山鉾巡行(あとまつり やまほこじゅんこう)」「花傘巡行」、そしてその日の夕方から深夜にかけて還幸祭(かんこうさい)」が執り行われました。

今年は祇園祭の主要行事が土・日と重なり、例年より人出が多かったように思います。週末に行われると、多くの方々がお出かけして見られるから良いですね(*^o^*)

まずはミニ知識…。

●7月17日・前祭 山鉾巡行/7月24日・後祭 山鉾巡行八坂神社の御祭神を祀る3基の御神輿が氏子地域を渡御(とぎょ)するに先立ち(「神幸祭(しんこうさい)」「還幸祭」)、神様を楽しませる神賑わいとして、また神様が通る道を清める清祓(きよはらい)として行われるのだそうです。前祭では23基、後祭では10基の「山」と「鉾」が都大路を練り歩きます。絢爛豪華な懸装品(けそうひん)で飾られた山鉾が進むさまは“動く美術館”と形容されます。

●7月24日・花傘巡行…当記事の最後にまとめている過去記事をご覧ください<(_ _)>

●7月17日・神幸祭/7月24日・還幸祭祇園祭の最も重要な行事。神幸祭は前祭巡行が終わった日の夕方から夜にかけて行われます。八坂神社の御祭神を祀る3基の御神輿が氏子地域を巡り、四条寺町にある御旅所へ渡御。還幸祭は後祭巡行が終わった日の夕方から深夜にかけて行われ、御旅所に滞在していた3基の御神輿が氏子地域を巡り、八坂神社へ還幸。その後、祭典が行われます。

ごく簡単に流れを整理しますと…。

7月17日に前祭 山鉾巡行(神賑わい、道を清める) → 同日、神幸祭(神様が氏子地域を巡る)。7月24日に後祭 山鉾巡行(同上) → 同日、還幸祭(神様が氏子地域を巡り、八坂神社へ還る)。※なお各日、このほかにも行事が行われます。

※今年は「前祭 山鉾巡行」は見に行けませんでした(T-T)

■ 後祭 山鉾巡行の模様 -------------------------------------

後祭巡行では10基の山鉾が都大路を練り歩きます。出発地点は「烏丸御池(からすまおいけ)」交差点で、同地点を午前9時30分に出発。※以降、今年の山鉾巡行順に山鉾を紹介します。巡行順は毎年異なります(「くじ取り式」で決まる。“くじ取らず”という順番が決まっている山鉾もあります)。なお、出発地点に向かう山鉾、実際の巡行時の山鉾の写真が混在していますm(__)m

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出発地点に並び、出発を待つ山鉾の様子。「祇園会」の旗が先頭です。

▼▽▼橋弁慶山(はしべんけいやま)▼▽▼

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後祭巡行の先頭を務める「橋弁慶山」。弁慶と牛若丸が五条大橋で戦う様子が表されています。弁慶と牛若丸にクローズアップしてみましょう(^-^)

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弁慶。凛々しいですね!

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片足を軽やかに上げた牛若丸。後ろ姿でごめんなさいm(__)m (昨年も紹介しましたが)注目したいのは、牛若丸が履いている高下駄。牛若丸は欄干の擬宝珠(ぎぼし)、それも擬宝珠の先端に高下駄の前歯1本で立っているのです(゜o゜; 巡行時、山は結構揺れると思いますが、牛若丸を支えるのは高下駄の前歯のみ。素晴らしい匠の技に感動。

▼▽▼北観音山(きたかんのんやま)▼▽▼

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楊柳観音像と韋駄天像を安置する曳山「北観音山」。写真右、「曳手」さんたち(巡行時、綱を引く人々)に曳かれている山です。

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祇園囃子を演奏する「囃子方」さん。腰から下げられている色とりどりの帯が美しい。

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屋根の上には「屋根方」さん。電線、電柱、民家の屋根と接触しないように調整する役割があります。

▼▽▼浄妙山(じょうみょうやま)▼▽▼

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今年の“山一番”「浄妙山」。山一番とは巡行順が決まっている“くじ取らず”の橋弁慶山、北観音山に続く巡行順一番です。

浄妙山は『平家物語』の宇治川の合戦に取材。一来(いちらい)法師が筒井浄妙(つついじょうみょう)の頭上を飛び越え、先陣を取る様子が表されています。アクロバティックに頭上をジャンプするシーンにクローズアップしてみます。

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一来法師は「悪(あ)しゅう候(そうろう)、御免あれ」と先陣を取ったとか。ちなみに浄妙山はかつて「悪しゅう候山」と称されていたそうです。

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別の角度からクローズアップ。一来法師はしっかりと筒井浄妙の頭上に左手をついていますね。迫力あります!!!

▼▽▼役行者山(えんのぎょうじゃやま)▼▽▼

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役行者山」の御神体は修験道の祖・役行者(写真中央)、葛城神(かつらぎのかみ)(右)、一言主神(ひとことぬしのかみ)(左)。写真は巡行前の風景。朱傘を広げる様子に出会いました。

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巡行時、山伏が役行者山を先導。「ぶぉぉ~~ぶぉぉ~」、法螺貝の音が響きます。

▼▽▼黒主山(くろぬしやま)▼▽▼

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「黒主山」の御神体は歌人大伴黒主(写真中央に少し見えます^^;;)。大伴黒主が桜の花を仰ぎ見ている姿が表現されています。

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河原町御池」交差点にて。山を担ぐ「舁手」さんたちの衣装(法被)にも注目を。個性的です。

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河原町御池」を南下。「四条河原町」へ向かう。

▼▽▼南観音山(みなみかんのんやま)▼▽▼

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楊柳観音像と善財童子像を祀る曳山「南観音山」。

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「音頭取」の掛け声「エンヤラヤー!!!」。この掛け声を聞くと、胸が高鳴ります^^

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囃子方」の皆さん。舞台を飾る「天水引」は日本画家・塩川文麟の下絵による「四神の図」。「下水引」は日本画家、版画家・加山又造の原画による「飛天奏図」。

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「見送」は加山又造による「龍王渡海図」。龍眼には「クレサンベール・ルビー」がはめ込まれています。龍の眼がキラキラリッ☆と輝きます。山の後部に柳の大枝を挿しています。

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南観音山の「辻回し」(交差点で90度、方向転換をする)。辻回しの際、音頭取は4人になります。

続く「鈴鹿山(すずかやま)」から「大船鉾(おおふねほこ)」、その後の「花傘巡行」の模様は次回…。

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[過去記事まとめ]

昨年は台風と前祭 山鉾巡行神幸祭が重なり、全身びしょぬれになりました^^;

祇園祭 前祭 山鉾巡行~長刀鉾 - とこてく京都

祇園祭 前祭 山鉾巡行:その2/孟宗山~綾傘鉾 - とこてく京都

祇園祭 前祭 山鉾巡行:その3/菊水鉾~船鉾 - とこてく京都

祇園祭~「神幸祭 神輿渡御(しんこうさい みこしとぎょ)」 - とこてく京都

祇園祭~後祭 山鉾巡行 その1/橋弁慶山~南観音山 - とこてく京都

祇園祭~後祭 山鉾巡行 その2/鯉山~大船鉾 - とこてく京都

祇園祭~花傘巡行、そして還幸祭 神輿渡御 - とこてく京都

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