とこてく京都

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「御霊神社」の境内風景と、御霊神社の名物「水田玉雲堂」さんの「唐板」。

過日、「御霊神社(ごりょうじんじゃ)」(京都市上京区)の「御霊祭」の模様をお送りしました。今回は御霊神社の境内風景、また鳥居前にある文明9年(室町中期:1477)創業の老舗「水田玉雲堂(みずたぎょくうんどう)」さんの「唐板(からいた)」を紹介します。※以下、写真が多いです。ご注意ください。

御霊神社の境内風景----------------------------------

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御霊祭当日、境内、及び、付近には多くの出店が立ち並んでいました。出店、お祭りの楽しみの一つですよね(^-^)

※以下から今年1月中、2回にわたって撮影した写真です。

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御霊神社応仁の乱の古戦場です。鳥居の南側に「応仁の乱勃発地」を示す石標が立っています。争乱は応仁元年(1467)から文明9年(1477)まで続き、京都の町は焦土と化しました。

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鳥居をくぐると、伏見城から移築したといわれる「四脚門」があります。

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狛犬の個性的な表情に見入る。こちらは阿形(あぎょう)。

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吽形(うんぎょう)。凛々しい。

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境内に「松尾芭蕉の句碑」があります。芭蕉元禄3年(1690)12月に参詣し、「半日は神を友にや年忘レ」という句を奉納したそう。

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拝殿には「三十六歌仙」の額が掲げられています。三十六歌仙…平安中期の歌人藤原公任[ふじわらのきんとう]推し⁉︎の36人の歌人といえるのかな^^;

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三十六歌仙…といいつつ、歌人それぞれ誰なのかわからず…。競技かるたをやってらっしゃるブロ友さんが側にいてくださったら…。

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拝殿(手前)と本殿(奥)。本殿は享保18年(1733)に下賜された内裏賢所(だいりかしこどころ)御殿を復元したもの。

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ほかにも見どころはたくさんあるのですが…私は境内に奉納されている数基の灯籠のレリーフに心ひかれました。一つ一つ、細工が細かい(O_O)  え~っと、こちらは…獅子に乗る仏様かしら?

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十二支も。

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あ、うさちゃん!? 波乗り⁉︎

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龍や!(※「たつや」ではありません。関西弁「龍や」=一般に「龍だ」)。

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「絵馬所」は宝暦年間に寄進された内裏賢所権殿をつくりかえたものといわれる。

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(5月をのぞく)毎月18日、9時から16時まで「ごりょうさんの囀市(さえずりいち)」が開催されています。手作り品、衣料・食料品…などの店々が立ち並ぶようです。

※以降、今年5月に撮影した写真です。

■「水田玉雲堂(みずたぎょくうんどう)」さんの「唐板(からいた)」

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御霊祭当日、お土産に「唐板」を購入。水田玉雲堂さんは文明9年(室町中期:1477)創業の老舗。創業から現在まで500年以上もの間、唐板のみ!を作り続けてらっしゃいます。看板、のれんに歴史を感じますネ。

さて、唐板とは? 千年以上の歴史を有する疫病除けのお煎餅です貞観5年(平安初期:863)疫病を起こす疫神や怨霊を鎮める祭礼「御霊会(ごりょうえ)」が「神泉苑(しんせんえん)」(京都市中京区)(※リンクは祇園祭神泉苑への神輿渡御の様子)で執り行われた際、時の清和天皇が人々に振る舞われた疫病除けの煎餅が「唐板」のルーツなのだとか。

応仁の乱で御霊会は途絶えることになりますが、のち御霊神社境内に茶店を開かれた水田玉雲堂さんのご先祖が古書を頼りにその製法を再興。疫病除けの煎餅として御霊神社の名物となりました。明治維新まで皇室では皇子が誕生すると御霊神社へお参りし、唐板をお土産にしたといわれています。

[主要参考:水田玉雲堂 唐板 からいた ほか]

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包装紙も趣があります。

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こちらが唐板。短冊形のお煎餅です。『京都大事典』(佐和隆研 奈良本辰也 吉田光邦ほか 編/淡交社)に「小麦粉に卵と砂糖を加え、薄くのばして板状に切り、両面を鉄板で焼いた干菓子」とあります。写真は“普段使い用”の袋入り(700円)。箱入りの“お持たせ用”もありました。

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手に持つとホント、薄くて繊細!!! 上品な甘さのおせんべいです。いただくとサクサクッと口当たり軽く、上品な甘さのあと、ジワ〜ッとどこか懐かしい味わいが口の中に広がります。う〜ん、シンプルだけど奥深い味わい(^▽^) 煎茶が合うと思います^^

歴史ある唐板。御霊神社へ参詣した帰り、お土産にどうぞ(^-^) 唐板は薄く繊細なお煎餅なので、持ち歩きの際はお気を付けて。またお店は日曜、祭日が定休日です。ご注意ください(←お休みに行ってしまったことがあったので^^;;)。

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今回も最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。皆様、素敵な週末を(*^o^*)