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とこてく京都

京都の御朱印めぐりや、お店めぐりなど。京都とこてく。どこへゆく。

「北野天満宮」の国宝「社殿」~寺社を訪ねるたび、装飾に魅せられる旅。

御朱印帳(神社) 御朱印(神社)(京都) 寺社めぐり

3月、早春です^^ 昨晩から雪が降り、今朝も少し吹雪いていました。吹雪く…といったら大げさですが^^;;(自転車もこいでいましたしね^^;;)。

さて、北野天満宮」(京都市上京区)シリーズ、最終回です。過日、お送りした「星欠けの三光門」を進むと、国宝の「社殿」があります(※「本殿、石の間、拝殿及び楽の間」が国宝に指定されています)。

北野天満宮の御祭神菅原道真公(すがわらのみちざねこう)(※以降「菅公」で書き進めます)。そして、中将殿(ちゅうじょうどの:菅公のご子息)、吉祥女(きっしょうじょ:菅公のご夫人)。

現在の社殿は慶長12年(1607)、豊臣秀頼による造営。拝殿と本殿を石の間で連結した「権現造(ごんげんづくり)」と称される建築様式です。そういえば…NHK大河ドラマ真田丸」、豊臣秀頼はどなたが演じられるのでしょう⁉︎

ちなみに「三光門」にあった案内板によると、「日光東照宮」(栃木県日光市)は北野天満宮の建築様式(権現造)をモデルにしてつくられたのだとか。また、日光東照宮の中門「陽明門」は、北野天満宮の中門「三光門」に対して建てられたのではないか?と推測されていました。

以下から拝殿の装飾を見てみます。

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拝殿前は本殿へ参拝する方々でにぎわっています。左に見える梅は「飛梅(とびうめ)伝説」が伝わる御神木「紅和魂梅(べにわこんばい)」。樹齢300年以上。参拝当日(2/21)はまだつぼみでした。

※飛梅伝説…(ざっくりいうと)菅公が太宰府へ左遷される→京都の邸宅から太宰府へ梅が飛んできた…という伝説。その伝説の梅の木と同じ種の梅の木といわれています。昨年、クローン技術で御神木の苗木を増やすことに成功した…と朝日新聞で紹介されていました。

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拝殿の欄間をよく見ると…「神牛」(牛は天神さんの使い)の彫刻が! こちらは「唯一の立ち牛」といわれる「天神さんの七不思議」の一つ。「唯一の立ち牛」というのは…「こちらの牛だけ立っているから」です。

北野天満宮で見る神牛は下の写真のとおり「臥牛(がぎゅう)」(伏し姿、体を横にした牛)ばかりなのですが…ナゼか拝殿、欄間部分の神牛の彫刻だけ立ち姿なのです。拝殿は本殿の前にありますから、今まさに! 御本殿からお出ましになる神様(菅公)をお迎えしようとしている様子なのでしょうか?

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こちらは参道の臥牛。伏している牛です。小さい牛もいるの、わかります? 親子ですね^ - ^ 

ナゼ、天神さんのお使いが「牛」なのか?といいますと、菅公が丑年生まれだったからといわれています(諸説あり)。

また、伏している姿のゆえんは…。延喜3年(平安前期:903)、菅公は太宰府で逝去。その遺体を牛車に乗せて運んでいた際、車を引いていた牛が座り込み動かなくなってしまった…という伝説からきているようです。「牛の行くところにとどめよ」という菅公の遺言があったらしく、牛が動かなくなった場所(現「太宰府天満宮」)に埋葬されたと伝えられています。……ということを踏まえて推測すると、菅公の導きを示した姿といえるかも。

ふたたび拝殿の装飾を見ていきます。

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拝殿の柱の両脇に…こちらは「虎」ですかね? 向かって左側の柱の虎は「阿(あ)」形。

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向かって右側の虎は「吽(うん)」形です。

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拝殿の彫刻群。このほかにも彫刻はたくさんあります。こちらは「目」がユニークですね。

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虎。

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麒麟

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こちらの「吊り灯籠」、すごいんです! よく見ると、「吊り」の部分に…

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龍が! さらに先ほどの吊り灯籠の「底」の部分にも立体的な龍が施されていました。

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別の吊り灯籠。こちらにも…

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龍が! 威厳を感じる輝き。

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こちら拝殿の柱に設置してある灯籠です。この灯籠、とにかく…とにかく…

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装飾が…こ、こまかい(゜o゜; こまかすぎる(O_O) 実際に見ると、その精巧さに圧倒されます!

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社殿を外側から見てみました。小鳥さんの彫刻ですね。彫刻のモチーフにはやっぱり「鳥類」、多いです^^

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まだまだ彫刻、たくさんあります^^ じっくり見て回るには…1日かかりそう^^;

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⚫︎「北野天満宮」シリーズ、こちらで最終回です。長らくお付き合いいただきましたこと、御礼申し上げますm(__)m 北野天満宮にはまだまだ見どころいっぱい! 本当に微力ではございますが、参拝時の参考になれば幸いです(^-^)

▼「北野天満宮」シリーズ、バックナンバー。

北野天満宮「宝刀展」へ。御朱印と「鬼切丸御朱印帳」ほか - とこてく京都

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